IB証券の証拠金、強制決済・ロスカットのルール、追加注文の可否判定ルールについて要約。
維持証拠金・・・必要維持証拠金
維持証拠金余力・・・有価証券資産貸付価格 – 必要維持証拠金
IB証券における強制決済・ロスカットのルール
①維持証拠金余力による強制決済ルール
証拠金余力が0以下の場合、余力バランスが0以上になるように口座内のポジションが強制決済されます。
↑「維持証拠金余力」がマイナスになったら強制決済するよってこと。
②レバレッジ規制による強制決済ルール
グロス・ポジションの価格が流動性資産価値から先物・オプション価格を引いた数値の50倍を超えていないことを確認するリアルタイムのポジション全体のレバレッジ・チェックがあります。このレバレッジ制限は、証拠金を担保に保有されている大きなポジションに関わるリスクを制限する目的で弊社で設定された証拠金です。
・ポジション合計 < (流動性資産価値NAV-先物・オプション価値)× 50倍
レバレッジかけすぎてると、ロスカットされるよってこと。
なかなか50倍もレバレッジをかけることは無い気もする。万が一と考えてよさそう。
IB証券における追加注文の可否判定ルール
①委託証拠金余力による追加注文の可否判定ルール
注文受付後の取引可能余力(委託証拠金余力)が、0以上の場合注文は受け付けられますが、もし取引可能余力がネガティブの場合注文は拒否されます。
②レバレッジ規制による追加注文の可否判定ルール
新規ポジションを建てる際、IBではレバレッジの上限もチェックします。このレバレッジ制限は、証拠金を担保に保有されている大きなポジションに関わるリスクを制限する目的で弊社で設定された証拠金です。IBでは合計ポジション価格が流動性資産価値から先物・オプション価格の30倍以下であるよう確認をしています。
ポジション合計 < (流動性資産価値NAV-先物・オプション価値)× 30倍