ProSharesのSVXY/UVXYとVelocitySharesのXIV/TVIX – ボラティリティ系ETFの比較

ETFを利用して、ボラティリティをショートする際には私は次の2つの方法をよく用いる。

  • SVXYかXIVをロング(買う)
  • UVXYかTVIXをショート(空売りする)

どちらの方法もそれぞれ利点と欠点があるが、今回はほとんど同じ値動きをするXIVとSVXYの違い・UVXYとTVIXの違いを検討してみる。

何が違うのか。

ProSharesのSVXYやUVXYはETFであり、VelocitySharesのXIVとTVIXはETNであることが最大の相違点である。

つまり、SVXYやUVXYなどのETFは実際の運用において原資産の先物を所有(空売り含む)するが、XIVやTVIXなどのETNは原資産の先物を所有(空売り含む)しないということである。

そのため、XIVやTVIXにはVIXを忠実にトレースできないトラッキングエラーが存在する。(値動きの大きさを考えれば無視してもよいが、デメリットとなる。)

またETNは原資産を有さないため、信用リスクが若干ETFより高い。これもデメリットである。

さらにはUVXYとSVXYにはオプションが存在するので取引の選択肢が広い。

したがって、特別な理由がなければUVXYとSVXYをトレードすることを選択した方が良い場合が多い。

ただし、SVXYは株価が高いため、少量購入したい場合にはXIVを選ぶことも考えられる。

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